決戦の舞台に到着したナムラクレア＝28日、中山競馬場（撮影・山口遥暉）

綿越　今週から秋のGⅠが始まります。開幕戦から的中スタートといきましょう！ 山口大　まずは栗東からおすすめを。厳選の一頭はナムラクレアや。 綿越　前2年のリベンジなるかですね。 山口大　金曜は落ち着きのある雰囲気で角馬場から坂路へ。気配は良さそうやった。またがった長谷川調教師も「上積みが大きいですね。馬が自分で（体を）作っていくところもあって、具合はいいです。自信を持って出せる状態にあります」と力強かったで。 綿越　美浦ではウインマーベルが抜群に良く見えました。 山口大　2年前の2着馬か。 綿越　調教後馬体重は前走から2キロ増ですが、間近で見ると春に比べて馬体が明らかにパンプアップ。深山調教師も「調教をやっていくうちに体つきが変わってきていますね。筋肉の張りが出てきた」と。パワーが増したぶん、適性も1200メートル寄りにシフトしている印象。侮れない存在です。 山口大　注目のサトノレーヴはどうや？ 綿越　気配は良好ですよ。直近の美浦調整だった春雷Sのときは最終追い切り後に坂路に入らなかったのですが、今回は金、土曜に1本ずつ。直前も負荷をかけられるのは体質強化の表れですよ。弾むようなフットワークからも状態の良さがうかがえます。 片岡　香港馬も忘れたらあかんで。ビクターザウィナーはダート2周を日課にしているみたいだけど、落ち着いていていい雰囲気。どこへ行っても柔軟に対応できるんやろうな。シャム調教師も「高松宮記念（3着）よりも状態はいい」と話してたで。 山口遥　土曜の午後には関西馬が続々と中山競馬場に到着。なかでもママコチャは力強さが伝わってくる好馬体が目を引きました。齊藤助手は「落ち着いて輸送をこなしてくれました。雰囲気は良さそうです」とニッコリ。連覇へ態勢は整いました。