川で溺れ、小6女児3人死亡 福岡・宮若、夏休み初日
21日午後0時55分ごろ、福岡県宮若市福丸の犬鳴川で、「友達が川から上がってこない」と110番があった。県警などによると、遊んでいた小学6年の女児4人が深みにはまり、3人が流された。午後1時半ごろ、消防がいずれも川底に沈んだ状態の3人を発見。病院に搬送したが、死亡が確認された。1人は友人に救助され無事だった。県警が詳しい状況を調べている。 県警や女児らが通う市立宮若西小によると、夏休み初日の21日正午過ぎ、死亡した3人を含む女児7人、男児1人の6年生計8人で川に向かった。いずれも水着ではなく普段着姿で、周囲に大人はいなかった。 日高暢裕校長は21日、記者会見し、20日の終業式で、子どもだけで川に行かないよう呼びかけていたと明らかにした。一方で「亡くなった児童の保護者のことを思うと、注意喚起が十分ではなかった」とも述べた。22日に6年生の保護者を対象に説明会を開く。 国土交通省遠賀川河川事務所によると、現場付近の川幅は約10mで、水深は平均約1.3m。21日は通常の水位だった。