「信じられない光景だった」OP戦で出た大谷翔平の“一発回答”にMLB元守護神も大絶賛「オオタニは単なるアイコンじゃない」
周囲が求める期待以上の“結果”を残すのが、スーパースターたる所以だ。現地時間2月27日に行われたホワイトソックスとのオープン戦で、ドジャースの大谷翔平は「2番・DH」で先発。5回の第3打席にレフトスタンドへの2ランホームランを放った。 【動画】今年も健在!大谷のオープン戦1号、圧巻アーチ 球場に詰め掛けた大勢のファンが総立ちとなる一振りだった。2打席ノーヒットで迎えた第3打席に相手右腕ドミニク・レオンと対峙した大谷はフルカウントからインコースの甘めに食い込んだボールをレフト方向にはじき返すと、打球はグングンと飛距離を伸ばし、スタンドに着弾した。 今オフにドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を締結。「プロスポーツ史上最高額の男」となり、世界中の注目を集める中での“初陣”。そこでホームランという打者としてこれ以上にない答えを出した大谷には、メジャーのレジェンドたちからも驚嘆の声が相次いで寄せられている。 現地時間2月28日にMLB公式ラジオ局『MLB Network Radio on SiriusXM』に出演した元アストロズの守護神ブラッド・リッジ氏は、大谷の“第1号”を目の当たりにし、「信じられない光景だった。投手からすると、うまく抑えることができたらラッキーだけど、運が悪く何球か粘られたらホームランを打たれるんだからね」と脱帽。さらに今春に一大フィーバーを巻き起こしている二刀流スターの凄みを語った。 「この春のキャンプでのオオタニは、まるでエルビス・プレスリーが駅から駅へと移動するのを見てるような感じだ。まぁそれはロサンゼルスでは一年中起こっているようなことだし、ドジャースの選手は基本的にそうなんだろうけど……。でもオオタニは毎日、毎日、超プロフェッショナルな振る舞いも、完璧なメディア対応もできている。そこが彼の本当にクールなところだと思う。単なるアイコンじゃない。球界全体のロールモデルなんだよ」 さらに「ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンという最高のロールモデルがすでにいるチームでの彼の活躍は、その文化にとてもよく合っている」と強調したリッジ氏は、「あそこ(ドジャース)には、ただ単にスーパースターたちがいるだけじゃない。正しいやり方で仕事に取り組み、懸命に働く選手がいる。そのなかでショウヘイ・オオタニの存在は、非常に大きな意味を持っている」と論じた。 まだオープン戦を1試合消化したばかりだ。それでもここまで称賛を集める大谷は、やはり異次元の存在と言えよう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]