死亡疑い相談11人、報告漏れ 小林製薬サプリ、厚労省に
小林製薬は13日、紅こうじサプリメントとの関連が疑われ、遺族らから相談があった死亡事例について、11人分が厚生労働省への報告で漏れていたと発表した。「報告すべきものを報告できていなかった」と説明している。報告漏れで判明した分を加えると、今月8日時点で詳細調査が必要な死亡事例は計113人となった。 小林製薬によると、消費者から相談を受けた際、集計作業にミスがあった。11人のうち、5人はサプリを摂取していなかった。詳細調査が必要なのは4人、摂取の有無を精査しているのは2人という。 小林製薬の山根聡社長はオンラインの記者会見で「混乱があり、社内の情報連携に不備があった」と述べた。