なぜ地球沸騰化?気候変動のニュースがよくわかる基礎キーワード10
最近、よく耳にするようになった大雨、洪水、猛暑などの異常気象や災害。2024年の夏はさらに暑くなる、なんてニュースも。これらはみんな、気候変動に深く関係している。
まずはおさらい! 気候変動とは? 気候変動とは、温暖化が進むことで、地球全体の気候が大きく変わること。温暖化が進むと、地球の気温が上がって、北極や南極の氷が溶けて海面が上昇したり、台風や大雨が頻発したりするなど、自然環境やわたしたちの生活に大きく影響を与えることに。その影響は、住んでいる地域、社会経済状況、性別などによって差が出ることも。このまま地球温暖化が進めば、大好きな動物やお気に入りの植物、いつか行ってみたいあの島が、将来はなくなってしまうかも!? 日々、新しい情報やニュースが流れてくる気候変動に関することを正しく理解して、わたしたちにできることを考えてみよう。今さら聞けない「これってなんだっけ?」というキーワードから注目のキーワードまで、きほんの「き」をおさえた10個を紹介。気候変動対策のために、気軽に始められるアクションやライフスタイルも参考にしてみて。
温室効果ガス
どういう意味? 地球温暖化の原因といわれている気体。 ここがポイント! 代表的なものは、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)や一酸化二窒素(N2O)などがある。これらの温室効果ガスは、主に人間の活動が原因で排出されている。 わたしたちにできること そもそも、どのような行動で温室効果ガスは排出されるのだろうか? 例えば、移動や食事。どのような交通手段で行くか、何を食べるかで排出量は変わる。自動車よりも自転車や徒歩の方が排出量は少ないし、肉類から野菜中心のベジタリアンに変えると排出量は減る。 どれだけ排出量が変わるのか、もっと具体的に知りたい人におすすめなのが、1年間に排出する温室効果ガスの量を計算してくれる「じぶんごとプラネット」というアプリ。日本独特のライフスタイルの特徴とデータを用いているため、日本のユーザーにとって、より精度の高い温室効果ガス排出量を知ることができる。そして、ユーザーにあった温室効果ガス削減のためのアクションを提案してくれる。住居、食、移動、モノとサービスの4つの分野でそれぞれ質問に回答していくと排出量がわかる。