落とすと“爆発”のおそれ… 首から下げた「携帯用扇風機」 4年間で45件の事故 注意すべき点は?
日々暑さが増す日本列島。関東や東海では真夏日が続出し、静岡では25日、2日連続で猛暑日を観測しました。街で見かける暑さ対策は日傘や帽子、うちわと様々ですが最近、目立つのが「携帯用扇風機」。 今や夏の定番アイテムとなった携帯用扇風機ですが、使い方を間違えると思わぬ危険が・・・
落としたら“爆発”の危険も
製品評価技術基盤機構=NITEによると、地面に落とすなどして内部バッテリーに強い衝撃が加わると破裂や発火する恐れがあり、2019年度からの4年間で45件の事故が起きているということです。 (NITE製品安全広報課 岡田有毅さん)「家の中でケーブルの上に置いて携帯扇風機を使っていたところ、製品が突然発火してテーブルから落ちた。破裂した勢いで、使われた方は足もやけどを負った」
もし落としてしまったらどうすれば…?
では、携帯用扇風機を落としてしまったらどうすればいいのでしょうか。 (岡田さん)「しばらくは携帯扇風機に異常がないか確認いただきたい。ひとつは電池が急に熱くなってくる。異常な反応をしているときには電池が膨らんでいるということがある」 さらに、保管する際にも注意が必要だといいます。 (岡田さん)「しばらく様子を見ている間に事故になる可能性もあるので、その場合は金属製の容器の中に入れるのがひとつの方法としてある。破裂などの事故が起きても缶があれば、周囲への延焼を防ぐことができる」