シリア旧反体制派指導者、組織解散に言及 戦闘員は正規軍兵士に
【ダマスカスAFP時事】シリアで暫定政府を主導する旧反体制派「シャーム解放機構」(HTS、旧ヌスラ戦線)の指導者ジャウラニ氏は16日、旧反体制派の各組織が解散されるとの見方を示した。 ロシアに亡命したアサド前大統領は同日、声明で暫定政府について「テロリスト」と糾弾していた。 通信アプリ「テレグラム」への投稿によると、ジャウラニ氏は16日、国内の少数派でイスラム教の一派ドルーズ派のメンバーと面会。「旧反体制派の各組織は解散され、戦闘員は国防省に兵士として組み込まれる」と伝え、「全て法の支配の下に置かれる」と説明した。 また、多様な民族や宗派が存在する国家における結束の必要性を訴え、「シリアは団結しなくてはならない」と指摘。暫定政府の下で少数派も保護されると強調した。