クルージング会社の“船長ママ” 「船の中に託児所作りたい」 客足減少に苦戦しながらも日々奮闘 ママの想いは父から子どもへ…【ママドキュ】
UHB 北海道文化放送
北海道で暮らす働くママの1日を追いかける観察ドキュメント「ママドキュ」。子育ても仕事も頑張りながら働くママさんたちのリアルな1日をのぞくと、限られた時間で家事・育児をこなす究極の時短ワザの連続でした。 今回の主役は、室蘭市でクルージングを運航する会社スターマリンの社長兼船長、きょうかさん(28歳)。家では9歳のお姉ちゃんと4歳の双子の子育てに奮闘中のママです。
きょうかさんの朝は6時半の朝食作りからスタート。 子どもたちが急に「ご飯たべる!」と言い出したときや、ご飯を炊くのを忘れたときにも便利なパックのご飯は常備。
毎朝欠かさず食べるという味噌汁は、包丁いらずですぐ使える具材を活用して時短。 そして、偏食の子どもたちが進んで食べてくれるように、ハートや星形の麩を入れて、かわいくアレンジしています。
7時10分、子どもたちが起床。 ご飯をなかなか食べてくれなかったり、ご機嫌ななめだったり、思うように動けないことばかり。 家事育児は夫婦で協力して、何とかこなしています。 午前8時30分には家を出発し、保育所へ。
9時30分には仕事開始です。 きょうかさんが経営する運航会社スターマリン。室蘭近海で野生のイルカに会えるイルカウォッチングや、工場夜景がきれいなナイトクルージングが人気の観光船の船長を務めています。
室蘭で生まれ育ったきょうかさん。大好きな室蘭の魅力を伝えながら舵をとります。 スターマリンはきょうかさんの父が立ち上げた会社。小さい頃から船の仕事をお手伝いしていたそうです。
「船長目指したのは、3歳ぐらいのとき。パパみたいなかっこいい船長になりたいって思って船に乗りました」と話すきょうかさん。 高校卒業後すぐスターマリンに入社。父から会社を受け継いだのは4年前。なんと双子を出産してからまだ1年のときでした。 「コロナがあって観光業が大変だった。母としては、もうちょっとお休みがいただければ、双子を育てるのも楽だったという思いもありつつ、私は(会社を)立て直すためにいろいろやりたかったから、私にしかできないと思って。もうやるしかないですよね」と当時を振り返ります。
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