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　「恋人同士でいいムードの中、雰囲気をぶち壊す一言は？」で出てきた残念すぎる名言は…。 そう語るのは、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。（構成/種岡 健） 【この記事の画像を見る】 ●　いったん逆に置き換える 　便利な伝え方のひとつに「強引に2つに分ける」というものがあります。 　「世の中は、2種類の人に分かれます」 「いいニュースと悪いニュースがあります」 「選択肢は2つ」…… 　というように、最初に2つ並べることで、相手の期待感を煽ることができます。 　「世の中には、2種類の人がいる。 　忙しい人とヒマな人。 　そして、忙しい人ほど返信が早く、ヒマな人ほど返信が遅い」 　そんな名言のような言い方です。 　どんな物事にも、表と裏があります。メリットもデメリットもあります。 　だから、見ようと思えば、どんなものでも「逆」を見ることは可能です。 　そんなフリのテクニックを学んでいきましょう。 ●　「前置き」の一言 　話を切り替える方法は、案外ウケやすくなります。 　「ぜんぜん話変わるけど……」 「ところで……」 　という言葉を前に持ってくることで、グッと相手を引き込みます。 　たとえば、恋人同士でいいムードになったとしましょう。 　「ところで、オレたち付き合わない？」みたいなセリフを相手に期待させておいて、一気に冷めることを言ってみましょう。 　「ところで……。投資とか興味ない？」 　と切り出すのです。 　恋愛と真逆にあるのが、お金の話ですからね。 　期待させて裏切る。フリとオチです。 　この方法は、簡単にインパクトを生み出せます。それを逆手にとりましょう。 　（本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。）