地震などの災害時にガスを安定供給するための訓練が鹿児島市でありました。 　訓練は、県ＬＰガス協会などが開いたもので、ＬＰガスを保管、供給している鹿児島市のＭｉｓｕｍｉ鹿児島海上基地で行われました。 　Ｍｉｓｕｍｉ鹿児島海上基地は自家発電設備などを完備し、災害時にガスの供給拠点となる中核充填所に指定されています。 　訓練は、宮崎県の日向灘沖を震源とする震度６強の地震が起きたとの想定で行われ、ガスを取り扱う県内の企業や団体などのおよそ７０人が参加。 被災した地域にガスを素早く供給するための充填や運搬のほか、避難所でのガスを使った発電方法の手順を確認しました。 （県ＬＰガス協会　市田　芳一会長） 「（災害は）マニュアル通りにはいかないことがたくさんですので、非常時に対応できると思います」 　日本ＬＰガス協会によりますとＬＰガスは家庭や施設に個別にガスを供給する分散型エネルギーで、復旧が早く、災害に強いということです。