【2歳新馬・東京5R】デンクマールが断然人気に応えて快勝！ ルメール騎手「マイルくらいがいいですね」
10月14日の東京5R（2歳新馬、芝1800メートル、11頭立て）は、クリストフ・ルメール騎手のデンクマール（牡、美浦・田中博康厩舎）が、好スタートを決めて先手を奪うと、直線では楽な手応えで後続を突き放して快勝。単勝オッズ1・4倍の断然人気に応えて、堂々のデビュー勝ちを飾った。タイムは1分47秒7（良）。 3馬身半差の2着に好位から抜け出した松山弘平騎手のタイヨウノキセツ（2番人気）、さらに2馬身差遅れた3着には中団から追い込んだ鮫島克駿騎手のリギーロ（8番人気）が入った。2017年秋華賞、19年ナッソーSなど日英でGⅠ優勝したディアドラの初仔で、3番人気に支持された武豊騎手のシオーグは、好位追走から直線で後退し11着に敗れた。 デンクマールは、父モーリス、母は3冠牝馬アーモンドアイを相手に桜花賞3着、オークス2着と活躍したリリーノーブル、母の父ルーラーシップという血統。調教では再三鋭い動きを見せており、10日の追い切りでも美浦Wコースの3頭併せで6ハロン82秒3─11秒6をマークし、マイルCS南部杯に出走する昨年の最優秀ダートホースのレモンポップに馬なりで先着していた。 ◆C・ルメール騎手（1着 デンクマール）「ゲートがすごく速かったので逃げ切りになりました。乗りやすくて、冷静に走ってくれました。直線ではいい脚で加速してくれましたね。体も大きく、スタートも速いのでマイルくらいがいいですね。まだ馬体が重く、これからシャープになってくるでしょうし伸びしろもあります」 ◆田中博康調教師（同）「大型馬で体質も弱く攻めきれない部分がありましたが、気持ちの強さと大型にしては軽い走りができる点でカバーできました。距離は1800メートルがギリギリと思っていましたが、スタートを決めたことで無理なく走れました。それにしても思った以上に強い競馬をしてくれましたね。これからの成長次第でもっと楽しめそうです」
