（写真：HTB北海道ニュース）

ＳＮＳを通じて知り合った投資アドバイザーを名乗る人物などから投資を勧められた札幌市中央区の４０代の女性が１２００万円をだましとられました。 ６月上旬、札幌市中央区に住む４０代の女性のＳＮＳアカウントに「健康運動指導士」を名乗る女から友人申請が送られてきました。女性は「友人になれば健康上のアドバイスを聞ける」と思い、申請を許可しました。 ＳＮＳでのやりとりが始まると、この女は女性の体調を気遣うなど親身になって話を聞いてくれたといいます。やりとりを重ねる中で女性は「ＦＸ投資をすれば収益が入る」などと勧められ、投資アドバイザーを紹介されました。 すると、ＦＸ取引のサイトを利用するように言われ、女性はサイトの担当者から指定された口座に５万円を振り込みました。すると女性は１万円ほど利益がでたとするグラフの画像を示され、信じ込んでしまいます。 その後も担当者からの指示で３回にわたりあわせて６５０万円を振り込んだということです。 女性が利益を引き出そうとしたところ、担当者は手数料として「検証金」という名目の金が必要だとしてさらに金を振り込むように指示。女性は４回にわたりあわせておよそ５３０万円を振り込みました。 ４回振り込んだところで女性は度重なる「検証金」の要求を不審に思い詐欺だと気づいたということです。女性はことし６月から９月にわたりあわせて１２００万円をだましとられました。 詐欺だと気づき警察に相談に訪れた女性は、「老後の蓄えが必要だと思っていた」と話しているということです。 警察は「ＳＮＳで知り合った相手から現金を要求されたら詐欺を疑ってほしい」として、警察相談電話「＃９１１０」を活用するよう呼び掛けています。