「もう伸びしろなくない!?(驚)」 アディダス新「ツアー360」の靴紐タイプを前作愛用者が比較してみた
全米覇者のX・シャウフェレも愛用する「ツアー360 24」
3月に発売されたアディダス「ツアー360 24」は今年もっとも話題のゴルフシューズのひとつでしょう。コリン・モリカワ(米)や渋野日向子、岩崎亜久竜ら多くのプロゴルファーが使用しており、米男子ツアー「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝を遂げたザンダー・シャウフェレ(米)の足元も支えていました。 【写真24点】これが「ツアー360 24」の性能を絶賛する渋野日向子とBOAモデルのディテールです
「ツアー360シリーズ」は2005年に初代が登場して以来、革新的な進化を続けており、モデルチェンジのたびに驚かされます。22年発売の前モデルから2年の時を経て、どのような進化を遂げたのか気になる……というファンは少なくないのではないでしょうか。 これまでに15ブランド100モデル以上のゴルフシューズを履き比べてきた筆者(編集部員)もその一人。そこで今回は「ツアー360」の新モデルを実際にゴルフ場で履いてラウンドしてきたので、前作から進化したポイントをアベレージゴルファー目線でレポートしたいと思います。
ちなみにダイヤルタイプとシューレース(靴紐)タイプがラインアップされていますが、筆者はシャウフェレも使用するレース派。シンプルなデザインと、足の形に合わせてヒモを締めあげることで得られる繊細なフィット感が理由です。前モデルもレースタイプをチョイスし、所有する多くのゴルフシューズの中でも、この2年間でもっとも登板機会が多かったお気に入りの一足です。
ダイヤルタイプは合成皮革 レースタイプは天然皮革
まず、前作同様にダイヤルタイプではアッパーに合成皮革を採用しているのに対し、レースタイプでは天然皮革を採用しています。何枚かの皮を縫い合わせた作りだった前作から、縫製の仕立てがかなりシンプルになりました。ヒール部分以外に縫い目が見当たらない……と思ってじっくり見てみると、「ツアー360」の象徴でもある「3ストライプス」の一番前のラインの下に隠されていました。
縫い目を隠すことで一枚の皮が全体を覆っているように見えます。さらにヒールタブが独立しておらず、アッパーからつながっているデザインも新鮮で、全体的に“ツルっと”しています。