終了期限間際のトレード戦線に異常あり?!巨人に手を出さない“不文律”
一時期、多くの余剰戦力を抱えていた巨人のファームは、各球団のトレード担当からすれば、獲得候補の宝庫であった。昨年も、シーズン途中の6月に日本ハムと巨人の間で、北篤、矢貫俊之と、矢野謙次、須永英輝の2対2トレードが成立している。だが、巨人の野球賭博問題の余波もあって、現在、各球団のトレードのターゲットになっているのは“最強”ソフトバンクの2軍、3軍の余剰戦力になっているという。 トレード可能な期限まで残り3日。全球団を通じて、駆け込みトレードが実現する可能性は低いが、今オフに、再びオープンする移籍市場においても、「巨人敬遠」の傾向は続きそうなムード。戦力外通告を受けて、トライアウトなどにチャレンジする選手にも影響を与えそうで、巨人が引き起こした野球賭博問題は、一球団だけの問題にとどまらず想像以上に根深いものになっている。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)