函館マラソン、来年は6月29日開催 ハーフ・フル同時スタート
函館マラソン大会実行委(岡部寿一委員長)は23日、市役所で総会を開いた。市教委は「2025函館マラソン」について、来年6月29日に開催すると明らかにした。また、スタート方法を見直し、ハーフ、フルを午前9時の同時スタートとする。24年大会でスタート直後にフルのランナーがハーフのランナーを追い越す際に混乱が起きたことを改善する。
24年大会は午前9時にハーフ、同9時10分にフルが市千代台公園陸上競技場をスタートしていた。しかし、ハーフの最後尾がフルのトップ集団に追い越される際に混乱が生じたことから、スタート方法を変更し、午前9時の同時スタートを採用。このほか、24年大会はフルの制限時間を20分延長し、5時間50分としていたが、25年大会は6時間に延長する。 市教委は①参加者の評価②市内交通への影響③資金獲得―の3課題に関し「克服できるめどがついた」として、来年の大会実施を表明した。 25年大会は、6月29日に千代台公園陸上競技場発着のハーフ(21・0975キロ)、フル(42・195キロ)で実施。ハーフ、フルとも午前9時の同時に号砲が鳴る。定員はハーフ4000人、フル4000人の計8000人程度(先着順)とする。参加料はハーフ6500円、フル1万2000円。申し込みは来年2月中旬~4月中旬の見込み。 24年大会は、過去最多の8697人がエントリー。7732人が出走し、7243人が完走。完走率は前年比1・2ポイント減の93・7%。エントリー数に占める道外比率は4121人(47・4%)となり、新型コロナウイルス禍前の19年大会と同水準に戻った。荷物預かり所に長蛇の列が生じたことも課題として挙がっている。
函館新聞デジタル