加茂さくらさん通夜に60人 未沙のえる「宝塚のプリマドンナだった」
21日に肺がんのため、87歳で亡くなった元宝塚歌劇団のトップ娘役で女優の加茂さくら(かも・さくら、本名大谷照子=おおたに・てるこ)さんの通夜が24日、兵庫県尼崎市内の斎場で営まれ、約60人が参列した。 喪主の弟、清さん(85)によると、加茂さんは長年、乳がんを患っており、肺などに転移し、6月に兵庫県西宮市の病院に入院。21日に容体が悪化し、清さんらきょうだいが駆け付けたが最期は間に合わなかった。棺には加茂さんお気に入りの私服や数珠が入れられた。 宝塚歌劇団関係者では卒業生の会「宝友会」会長で元花組組長の未沙のえるや宝塚音楽学校の中西達也校長が参列。未沙は「私はファン時代に見た『花のオランダ坂』が印象的で大好きだった。宝塚のプリマドンナ。象徴だったので残念です」としのんだ。 OGの高汐巴(72)、榛名由梨(79)、汀夏子(77)からは供花が送られた。