現代自動車、水素バス6倍に増産 韓国政府の電動化政策に対応
韓国の現代自動車が2024年の水素バスの生産を6倍に引き上げる。同社は先ごろ電気自動車(EV)や水素電池を含めた新エネルギー車の生産増加を明らかにしており、政府の電動化政策に呼応した生産増強を図る。 【関連写真】水素バス生産の拠点となる現代自動車の全州工場 複数の地元メディアによると、現代自動車で水素バス生産の拠点になるのはソウルから南230キロにある全羅北道全州市の全州(チョンジュ)工場。 全州工場での水素バスの年間生産能力を23年の500台から24年は3000台へと拡大する。 韓国では中国からの電動バス輸入台数が23年に初めて国産電動バスを抜いた。 韓国政府はEVで中国に先を越されたことから、水素バスで中国をリードしたいという考えが根底にあり、水素産業に肩入れしている。 現代自動車は向こう3年間で国内投資を強化、8万人の雇用と68兆ウォンを投資、次世代燃料電池の開発、水素バスとトラック、水素ステーションの建設に全力を挙げる。
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