ワシル・ロマチェンコ、ジョージ・カンボソスJrを倒しIBFライト級王者に輝く | ボクシング
日本時間5月12日、ライト級のワシル・ロマチェンコがジョージ・カンボソスJrと対戦。11RTKOで勝利しIBF王者を奪取した。
ワシル・ロマチェンコが再びライト級の世界を制した。 日本時間5月12日、ロマチェンコはIBFライト級王者ジョージ・カンボソスJrに挑戦した。36歳になったロマチェンコは、華麗なフットワークや隠密性の高い技の切り替え、相変わらずの高いボクシングスキルを背景にジョージ・カンボソスJrを圧倒。オーストラリア・パースのRACアリーナで開催された試合で、11ラウンドTKOでIBFライト級世界王座を獲得した。 ラウンドを追うごとにカンボソスをコントロールし、11ラウンドには強烈な左のボディショットでオーストラリア人ファイターを膝まずかせた。右目上のカットから流れる血にも屈せずカンボソスは立ち上がったが、ロマチェンコは急接近し再度ボディーを攻撃。カンボソスが膝をつくとレフェリーが試合をストップ。ほぼ同時にセコンドもタオルを投げ入れた。 ロマチェンコ(18勝3敗、12KO)はカンボソス(21勝3敗、10KO)に対して、175対40とパンチのヒット数で大きな差をつけ、圧倒した。11ラウンド終了間際にTKO勝利が決まる前まで行われたDAZNニュースの独自採点でも、ロマチェンコの完勝は揺るぎないものであった。 試合後の記者会見でロマチェンコは次のように語った。「それが私の目標であり、モチベーションだった。今再び世界王者となり、本当に幸せだ」
Mark Lelinwalla