ポーランドの右派与党敗退から学ぶ「民主主義の守り方」
ポーランドの首都ワルシャワで10月15日夜に行われた集会でのドナルド・トゥスク氏。市民プラットフォーム党首として野党勝利に貢献した(写真:ブルームバーグ)
ポーランドのポピュリスト権威主義的な与党「法と正義」(PiS、ヤロスワフ・カチンスキ党首)は10月15日に行われた議会選挙で惨敗を喫した。「これは、アメリカにおいて2020年の選挙でジョー・バイデンがドナルド・トランプに勝利して以来、欧米の権威主義政治家にとって2度目の重要な敗北となったといえるだろう」と指摘するのは民主的な政権であったドナルド・トゥスク政権下で2007年から13年まで財務相を務めたヤツェック・ロストフスキ氏。そこから得られる教訓とは何だろうか。原題は「 Lessons from the Fall of Poland's Populists 」。(文中の敬称は一部省略しています)© Project Syndicate 1995–2023
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ヤツェック・ロストフスキ