県内開業後初めての冬を前に 北陸新幹線の除雪車の点検 積雪時もスムーズに列車を運行へ
FBC福井放送
北陸新幹線の福井県内開業後初めての本格的な冬を前に、除雪車の点検が始まり、積雪時のスムーズな列車の運行を支えます。 レール上の雪をかき分ける「ウイング」や、回転しながら雪をかき取る「オーガ」。ラッセル車とロータリー車が一体となった構造の車両で、北陸新幹線の線路を走りながら除雪をします。 県内には初めて7台が配備されました。 ■記者 「レール上に11センチ以上の雪が積もる予報が出ると除雪車両が出動」 金沢開業後北陸新幹線が雪を理由に運休したのは3日のみ。 雪国を走る北陸新幹線には、ほかにもさまざまな積雪対策が備えられています。 レールの脇には、高さ最大1・2メートルの溝が掘ってあり、除雪した雪を貯めることができます。 また除雪車両が走らない日中は、新幹線の先頭車両についたスノープラウと呼ばれる板で走行しながら雪をかき分けます。 さらにレール脇には雪を溶かすスプリンクラーも備えられています。 ■JR西日本金沢支社 福井新幹線保線区吉川航平さん 「事前に除雪車の点検や線路設備の点検をしっかりと行うことで、利用客に安定した輸送サービスの提供ができるように、万全の準備を整えてこの冬を乗り切りたい」 県内開業後初めて迎える本格的な冬のシーズン。JR西日本では雪による運休ゼロを目指します。