<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/5 聖光学院・生田目陽三塁手/只見・室井莉空二塁手 /福島
◇兄の背中追って精進 聖光学院・生田目陽(なまため・はる)三塁手(2年) 浅川町出身。兄の樹(たつき)さん(24)の背中を追って野球を始めた。時間があればキャッチボールに付き合ってくれた。「兄から野球を教わったといっても過言ではない」というほど信頼し、慕っている。 大会中も「もっと思い切ってやってこい」と声をかけられ、気持ちが楽になった。将来の夢は兄と同じ中学校の教員になることだ。 大の甘党で、お気に入りはケーキのモンブラン。「高校生になってから大人の味が分かってきた。甘すぎず、栗本来のおいしさが堪能できる」と笑顔を見せる。 マイブームは歌うことで、最近のお気に入りは男性シンガー・ソングライター、優里さんの「シャッター」。寮の同部屋の仲間と声を合わせて歌い、リフレッシュしている。 168センチ、71キロ。三塁手。右投げ右打ち。 ◇必ず安打を1本打つ 只見・室井莉空(むろい・りく)二塁手(2年) 1年夏から背番号15の8番遊撃手として出場していたチームの柱。昨秋は4番を務め、救援投手としても3試合に登板し、安定感のある投球を見せた。 打者としての長所は広角に打てること。投手としては「球速より制球に自信がある」という。低めや両サイドに投げ込み、打ち取る投球を心がける。 好きな食べ物はカレーライス。趣味は映画鑑賞で、「ワイルド・スピードシリーズはよく見ていた」。 中学時代に所属していた会津若松市の軟式クラブチームの監督から発破をかけられ、甲子園での目標を「笑顔で全力プレー」から「必ず安打を1本打つ」に上方修正した。野球をしている小学生の弟に「自分のプレーを見て、もっとやる気を出してもらいたい」と兄の背中を見せる。=つづく 174センチ、67キロ。二塁手、投手。右投げ左打ち。