平塚の保育園の園児死亡事件 元保育士の女「ケガをさせていない」無罪主張
tvkニュース(テレビ神奈川)
2017年、平塚市の保育園で当時1歳の女の子に暴行し死亡させた罪に問われている元保育士の女の裁判員裁判が始まり、女は起訴内容を否認し無罪を主張しました。 起訴状などによりますと元保育士の嘉悦彩子被告48歳は2017年4月、当時勤務していた平塚市の中原保育園で、当時1歳の園児・柳田彩花ちゃんの頭を硬いものにたたきつけ、頭の骨を折るなどして死亡させた傷害致死の罪に問われています。 6日の横浜地裁の初公判で嘉悦被告は、「私が園児を寝かしつけていましたが、彩花ちゃんにケガをさせていません」と起訴内容を否認しました。 冒頭陳述で検察側は、嘉悦被告は発育が遅く手のかかる彩花ちゃんをよく思っていなかったことや、死因判明前にインターネットで「頭蓋骨骨折」と検索した履歴があることを指摘しました。 一方弁護側は、「誰かが故意に暴力を加えて亡くなったものではない」と事件性を否定し、死因は別でウイルス感染による病死などの可能性があると説明。 「死因は決定的重要な争点」と述べ、無罪を主張しました。 判決は来年1月16日に言い渡される予定です。
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