とんでもない才能! 欧州で大活躍する10代の逸材(10)パリ五輪世代最強!? 18歳とは思えない守備職人
優秀な若い才能は早いうちにビッグクラブのスカウトの目に留まり、10代で一流クラブでデビューする選手も多くいる。そして、トップチームでもその才能を発揮して価値を高める選手も少なくない。今回は、いま欧州で大活躍している10代の逸材をピックアップして紹介する。※成績は15日時点の『transfermarkt』を参照。各種スタッツはデータサイト『Sofa Score』を参照
DF: レニー・ヨロ(フランス) 生年月日:2005年11月13日 所属クラブ:リール(フランス) 23/24リーグ戦成績:20試合2ゴール0アシスト 市場価値:2500万ユーロ(約35億円) 名だたるビッグクラブが注目する守備職人がリールに所属するレニー・ヨロだ。 リールの下部組織で育ったヨロは21/22シーズン終盤の第37節ニース戦で、弱冠16歳でトップチームデビューを飾った。そこから徐々に出場時間を伸ばしていき、プロ3年目となる今季はリーグ戦20試合(先発出場19試合)に出場して2ゴールをマークしている。また、ティエリ・アンリ監督率いるU-21フランス代表にもコンスタントに招集されるようになり、まもなく母国フランスで開催されるパリ・オリンピックのフランス代表メンバー入りも夢ではない状況だ。 現在18歳の同選手は、良い意味でその若さを感じさせない「読み」を活かしたディフェンスが持ち味だ。身長190cmの恵まれたフィジカルと長いリーチを活かして、ボールホルダーとボールが離れた一瞬の隙を狙ってボール奪取ができる。やみくもに飛び出すことはせず、しっかりと体勢を構えて相手の出方を伺い、確実に仕事を遂行するベテランのようなプレーを見せる。また、地上戦だけでなく空中戦も安定して強い。今季は1試合当たりの空中戦勝率が69%(データサイト『Sofa Score』参照)を記録した。 抜群の身体能力をもった逸材は今冬のステップアップが注目されていたが、結局実現せず。そのため今夏の移籍マーケットでは争奪戦が行われるかもしれない。ヨロが来季プレーするクラブは果たして…。
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