動画サムネイルより

　半世紀近く前の幻の車が、旧車をこよなく愛するキャイ～ン・ウド鈴木のYouTube動画に登場した。 【写真】当時の衝撃を知るウド鈴木「全人類がびっくりした」　紹介された“半世紀前のレアカー” 　ウドは、2003年～2004年にBSフジで放送された『ウド鈴木のバカクルマニア』という、車がテーマの冠番組を持っていたこともある、自他ともに認める車好き芸人の一人。キャイ～ンの公式YouTubeチャンネル「キャイ～ンのティアチャンネル」では、同番組のYouTube版とでもいうべき「ウドクルマニア」と銘打ったシリーズ企画を展開し、中古車を取り扱う販売店やイベントに足を運び、希少なビンテージカーの数々を紹介している。 　2024年4月17日に公開した「【タイレルP34シックスフォルダー】プラモデルをリアルに再現！！」と題した動画では、2月17日、18日に神奈川県・パシフィコ横浜で開催された日本最大級のクラシックカーイベント「第15回ノスタルジック2デイズ2024」に来場。様々な絶版車が展示された会場内を散策するなかで、ウドは「びっくりしました」と思わず足を止める。その指差す先にあったのは、1976年にF1で実践投入された幻の6輪マシン「タイレルP34」だった。 　半世紀近く前の幻のレーシングカーがなぜここに？……自動車のレストアなどを行う板金屋を営むオーナーに話を聞いたところ、このマシンはアルミ製で、自ら溶接して作り上げたのだとか。モチーフとしたのは、プラモデルメーカー「タミヤ」から販売されている1/12スケールのプラモデル。それを採寸した上で、12倍スケール、つまり実寸大に具現化したというから、ウドが「うわ～すげぇ！」と驚くのも無理はない。また、ホイールはオークションサイトで購入した本物を見本にして手作りしたとのことで、オーナーの強いこだわりを感じさせる。 　実物さながらに再現された同車を前に、ウドは「あのとき、衝撃で。すべての地球の人がびっくりしたんですよ、この6輪のF1に」と、在りし日の記憶に思いを馳せる。オーナーの厚意により、大人一名がようやく入る程度の広さの運転席に乗せてもらうと、「ちょうど“ウド鈴木”だ！」とそのフィット感を言い表す。ためしにハンドルを右に切れば、4つの前輪が一斉に右を向き、「前の4輪が同じ動きをするんだ！」「感激！　これ見事だなぁ～。一つのハンドルから伝わるもので4輪全部が動くってすごい」と興奮気味に語っていた。 　ウドは「（運転席に）座ると、走らずにはいられないということになりますね」としみじみ。オーナーによれば、サーキット走行も何度か行っていると言い、「すごいなぁ～」「不可能はないですね」と、ひたすら感心していた。 　このように、ウドが舌を巻いた精巧に再現された「タイレルP34」。往年のレーシングカーやF1好きの方にとって一見の価値ありなので、ぜひ本動画でチェックしてもらいたい。