米CEO殺害の被告が出廷、保釈求めず
(CNN) 米医療保険大手ユナイテッドヘルスケアのブライアン・トンプソン最高経営責任者(CEO)が射殺された事件で、殺人などの罪で起訴されたルイージ・マンジオーニ被告が19日、ニューヨーク州の裁判所に出廷した。 マンジオーニ被告は同日、拘束されたペンシルベニア州から飛行機とヘリでニューヨークに移送された。 訴状によると、マンジオーニ被告は銃器使用による殺人やストーカー行為、銃器にまつわる違法行為など連邦法に違反した罪に問われている。 また、ニューヨーク・マンハッタンの大陪審も17日に第1級殺人や第2級殺人などの罪でマンジオーニ被告を起訴している。 マンハッタン地区検察は19日、連邦法と州法に基づく裁判が同時並行で行われると明らかにした。 弁護団は同日、マンジオーニ被告の保釈を求めなかった。起訴されている内容を理解しているか判事に聞かれた同被告は「イエス」と答えた。 事件は今月4日にニューヨーク市のマンハッタン中心部で発生した。トンプソン氏は向かっていたホテル近くで待ち伏せしていた人物に背後から撃たれ、死亡した。