空飛ぶお不動様の御利益とは!? 正宝院・飛不動尊にてランパンプスが合格祈願!
受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』 全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』。 今回は東京都台東区にある「飛不動尊・正宝院」にやってきました。映画にもなった「小惑星探査機はやぶさ」とも縁が深い、空飛ぶお不動さまをお祀りする「落ちない」お寺にてランパンプスが受験生に向けて合格祈願します! ――さて、早速ですが、境内に入って住職の近藤泰嘉さんにお話を聞いてみましょう。 小林:吉本興業所属、ランパンプスの小林でございます。 寺内:寺内です。よろしくお願いします。 近藤:近藤です。よろしくお願いします。
小林:まずは正宝院さんの御由緒を教えていただけますか? 近藤:正宝院は1530年に修験道のお坊さんが開いたお寺なんです。 寺内:てことは、もうすぐ500年ですね。おめでとうございます! 近藤:ありがとうございます(笑)。2030年でちょうど500年なります。修験道は山岳信仰なので山を中心として、全国を歩いて修行をし、時々町へ降りて、皆さんの御祈願事や、相談事に乗ったりなどしていました。 寺内:一定の場所じゃなくて、いろんなところを!
近藤:全国を歩き回るのが修験道なんです。例えば箱根の山や筑波山などは修行の道場だったんですよ。正宝院を開いたお坊さんは正山上人という方で、その方が全国を歩いているときに、この町の人に、一晩、宿を施してもらったんです。その夜、龍が立ち昇る夢を見たことで「ここはお不動様に縁のある所だ」と、自身の旅の安全と、村人の幸せを願ってお不動様を刻んで、この土地に祀っていったのが原点なんです。 寺内:お不動様を刻むっていうのはどういうことですか? 近藤:その辺にある材木に、お不動様を彫刻して置いていったということです。それが御本尊となりました。 小林:当時のものは残っているんですか? 近藤:残ってはいるんですが、その話から推察すると、あまりにも良く出来すぎている気はしますね(笑)。 小林:それを言っちゃうんですね(笑)。 近藤:円空仏って知っていますか? 円空という有名な修験僧の仏師がいて、全国に何万体も彫った方で、今残っているものはどれも国宝級になっています。その人の作品が典型的なもので、いわゆる鉈(なた)切り不動といって、鉈一丁で彫るという特徴のある技法なんです。実は修験の人が作った仏像はそんなに丁寧に彫らず、パッパって切っているような彫刻が多いんですよ。恐らく正山が作ったものも、そうだと思うんです。ですが、残っているものはすごく手の込んだものなので……一応、そういう云われにはなっております(笑)。