【追悼】小金沢昇司さん逝去で思い出す「酒井法子や木村拓哉らと…」華麗なるサーフィン交遊歴
《芸能リポーター・石川敏男の芸能界“あの出来事のウラ側は……”》 のど薬のCMで 「歌手の小金沢君~」 【写真あり】「シュッシュッ…」小金沢昇司さんで蘇る「あのCM」姿 と、紹介され「日本新語・流行語大賞」銀賞を受賞するなど一躍、人気者になった演歌歌手の小金沢昇司さんが、呼吸不全のために1月11日に亡くなっていたことが分かった。まだ65歳という若さだった。 昨年暮れに、兄弟のような付き合いをしていた歌手の山本譲二さんの友人から 「かなり悪いらしいが、頑張ってほしいですね」 と話は聞いていたが、まさか亡くなるほど悪くなっていたとは思っていなかった。 北島三郎さんの事務所で北島さんの付き人兼運転手として働き歌手を目指した小金沢さん。山本さんとは“兄弟弟子”という関係で仲が良く、北島事務所から独立の時も山本さんに何かと相談していた。 ’20年11月に飲酒運転で活動を自粛することになり、彼の歌手人生が大きく狂い始めたのは事実。全く表に出なくなってからも、山本さんはずっと心配していた。 「実の兄弟のように育ってきました。ぽっかり穴が開きました。ホントに寂しいです」 と山本さんが言っているのが辛い。 お互い大酒のみで、飲み明かしたことも多かった二人。山本さんの右耳が聞こえにくくなった時も小金沢さんは山本さんの身を案じていた。 小金沢さんは、神奈川・大和市にある中華料理店を営む両親から生まれた。父親が亡くなり母親が店を継ぐことになり、重い中華鍋で料理を作る姿に 「早く楽にさせてあげたいんですよ」 と、常々言っていた。親思いの優しい小金沢さんには芸能界の友人も多かった。 サーフィンが趣味の彼は 「酒井法子さんと、元旦那との交際のきっかけはオレでしたよ。旦那の両親がサーフショップを経営していて、オレが旦那と知り合い、酒井さんと交際させた。だから、ふたりの極秘デートを応援してきたんだ」 と、話していたのを思い出す。 木村拓哉さんと工藤静香さんが結婚する前に、千葉の海で“サーフィンデート”をしていたのを間近で見ていたのも小金沢さんだった。 「二人とも車の陰でサーフィンウエアに着替える。そして海の中に。二人で仲良く波に乗ってる姿をいっぱい見てきたな」 と、二人のデート模様を教えてくれたこともあった。 師匠・北島さんは小金沢さんの突然の出来事に 《あまりにも哀しくて胸が痛みます。最近は体調を崩していると聞き、心配していました。縁あって出逢い、今日までの泣き笑い、たくさんの思い出を置いたまま旅立ってしまった。こんな別れになるなんて……》 と、ショックを隠し切れない。 小金沢さんは実姉と二人の子供に看取られてこの世を去ったという。飲酒運転の直後に離婚したという話は聞いていたが、最期は家族に看取られて天国に旅立ったようだ…合掌。 文:石川敏男(芸能レポーター) ‘46年生まれ、東京都出身。松竹宣伝部→女性誌記者→芸能レポーターという異色の経歴の持ち主。『ザ・ワイド』『情報ライブ ミヤネ屋』(ともに日本テレビ系)などで活躍後、現在は『めんたいワイド』(福岡放送)、『す・またん』(読売テレビ)、レインボータウンFMにレギュラー出演中
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