「市子」の戸田彬弘×深澤知が再タッグ、古澤メイら出演の短編「爽子の衝動」製作
「市子」の監督・戸田彬弘とプロデューサーの深澤知が再タッグを組む短編映画「爽子の衝動(そよこのしょうどう)」の製作が決定。2025年に公開される予定だ。 【画像】野島伸司のドラマには、ブレイク前の横浜流星も出演 これは、改善されない福祉事務所による水際作戦や、余儀なく介護をまっとうする“ヤングケアラー”といった日本の生活保護問題をテーマに、絶望的な環境での生活を強いられる若者たちに焦点を当てた作品。制作は戸田自らが代表取締役を務めるチーズfilmが担い、キャストには古澤メイ、間瀬英正、小川黎、黒沢あすか、梅田誠弘らが名を連ねる。また俳優養成スクール・ポーラスター東京アカデミーの総監修で、「101回目のプロポーズ」「アルジャーノンに花束を」などを手がけた脚本家として知られる野島伸司も参加する。戸田、深澤、野島のコメントは以下の通り。 ■ 戸田彬弘 コメント ポーラスターさんと、新たな企画をスタートさせることとなりました。 日本の業界には難しく複雑な課題があり、なかなか新人俳優にチャンスは巡ってきません。 良い芝居をする者、強い意志を持ち続けている者、魅力的な個性や潜在能力を持った者、そんな方々がまだまだ沢山いらっしゃいます。そういう俳優さんをメインキャストにお迎えし、映画を制作する。 そんな素敵な企画が出来るなら、参加する俳優さんには、とんでもなく難しい役柄とテーマにチャレンジして貰いたいと思いました。もちろん、それを撮る僕達スタッフも相当な覚悟を持って挑まなければいけません。この日本の影にスポットを当てた作品がどう届くのか、楽しみであり、この企画から未来の名俳優が生まれていくことを期待しています。 ■ 深澤知 コメント 戸田監督の作品作りにかける情熱、芝居に対する想いが大好きです。 その情熱から、また一つ新しい作品が生まれました。 きっと、誰かに届くことを信じています。 ■ 野島伸司 コメント 私が総合監修をつとめるポーラスターも早いもので来年10周年を迎えます。いまやトップ女優に登り詰めた奈緒やネクストブレイクとして注目されるフラームの志真、スターダストの住友やチーズフィルムの稲田など多くの若手俳優を輩出してきました。最近では製作にも力を注いでおり4本の映画を製作し多くの賞もいただいております。 この度第五弾映画としてポーラスターで講師も務める戸田彬弘監督とダッグを組みまだ日の目をみない若手役者にこのポーラスターからチャンスを、ブレイクへの近道を与えたいと思っております。私も脚本を読みましたが、今回の戸田監督が作り出すこの作品が現代社会に一石を投じる作品になると期待してます。