FA補強の”超目玉”に…争奪戦で移籍したFA戦士(5)またも西武からの”流出”に
プロ野球は、オフシーズンに毎年フリーエージェント(FA)移籍が大きな注目を集める。昨オフも西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断したが、移籍先の球団以外にも、複数球団が獲得に乗り出していた。ここでは、争奪戦の末に移籍したFA戦士を紹介したい。
浅村栄斗
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/90kg ・生年月日:1990年11月12日 ・経歴:大阪桐蔭高 ・ドラフト:2008年ドラフト3位 現在は東北楽天ゴールデンイーグルスの主砲に君臨し、2023年の本塁打王を獲得した浅村栄斗。FA宣言時には、複数球団による争奪戦となった。 2008年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。高卒2年目の2010年に一軍デビューすると、翌2011年にレギュラーの座を奪取。2013年には打率.317、27本塁打、110打点の好成績を残し、打点王に輝いた。 その後も打線の中心を担い、2018年は打率.310、32本塁打、127打点と傑出した数字で2度目の打点王を戴冠。同年オフに国内FA権を行使した。 所属先の西武とパ・リーグ3球団(楽天、ソフトバンク、オリックス)による争奪戦の末、楽天への移籍が決定。 移籍初年度は球団で唯一となる全試合に出場し、自己最多の33本塁打を放つと、翌2020年にも打率.280、32本塁打、104打点の好成績を残し、自身初の本塁打王に輝いた。 2023年も全143試合に出場し、打率.274、26本塁打、78打点をマーク。2度目のホームランキングに輝く働きを見せた。
ベースボールチャンネル編集部