奈良・生駒山上遊園地の乗り物回数券をふるさと納税返礼品に 「生駒ファンを増やしたい」
奈良県生駒市が、ふるさと納税の返礼品に、標高642メートルの眺望を楽しめる生駒山上遊園地の乗り物回数券を新たに加え、人気を集めている。同遊園地は交流サイト(SNS)で注目を集めており、市の担当者は「この回数券で生駒のファンが少しでも増えてくれれば」と期待している。 【写真】NHK「舞いあがれ!」で「生駒山上遊園地」が朝ドラの聖地に!? 国内最古の大型遊具「飛行塔」も話題に 同遊園地は昭和4年に開園した老舗レジャー施設。生駒市と大阪府東大阪市にまたがり、大阪平野を見渡せる眺望で生駒市内外の人に愛されてきた。現在は近鉄グループの近鉄生駒レジャー(生駒市)が運営し、絶景を楽しみながら自転車のように脚でこいで動く乗り物「サイクルモノレール」がSNSで取り上げられるようになった。 生駒市はふるさと納税の返礼品に、市外の人にも人気の同遊園地の回数券を加えれば、寄付額増加を期待できるとして8月15日にスタートした。 返礼品は回数券の引換券で、同遊園地でチケットに交換する。寄付額1万5千円以上で乗り物券12枚(定価3500円)、2万9千円以上で乗り物券24枚(同7千円)がプレゼントされる。 同遊園地は木曜休園。12月2日から来年3月上旬ごろまで冬季休園に入る。 同市のふるさと納税の返礼品は10月23日時点で664品あり、昨年度の寄付額は1億7368万円。