【浜名湖ボート スポーツニッポン菊花杯】服部幸男 影すら踏ませぬ圧勝逃げで浜名湖通算41V
ボートレース浜名湖のオレンジリボン運動支援競走「スポーツニッポン菊花杯」は27日、12Rで優勝戦が行われた。枠なり3対3の進入から地元・静岡支部の服部幸男(53)が、コンマ08のトップスタートを決めて逃走V。今年2回目、浜名湖で41回目のVを飾った。2着に中辻博訓、3着は杉山正樹が入った。 影すら踏ませない圧勝とは、まさにこのこと。地元の服部が横綱相撲のイン速攻で、4日の前節まるがめに続く今年2回目のVを決めた。 「調整はしっかりしたつもりだったけど、エンジンが全く普通だった。スタートで余裕が欲しかったし、いいスタートが行けたから落ち着いて回れた」 スタ展、本番ともにすんなり枠なりの3対3。スリットで3コースの山室展弘、5コースの山田佑樹が少しヘコんだが、トップスタートの服部には関係なかった。悠々と1マークを先取りして中辻以下を寄せつけなかった。 「ここ2節は、そこそこ戦えるレベルに仕上げられた。それで結果が出ているのだと思う。来月も浜名湖(12月14~17日)を走るので、ベストを尽くす」 浜名湖では昨年11月28日以来、41回目のVとなった。SGは95年笹川賞(当時。現オールスター)、G1は6V(41、43、44、53周年と4V、東海地区選は1995年と07年の2V)を誇るレジェンド。津東海地区選(来年2月3~8日)でG1復帰も決まった。ここから、さらにリズムを上げていく。 ◇服部 幸男(はっとり・ゆきお)1971年(昭46)1月5日生まれ、静岡県出身の53歳。64期生として89年5月13日、浜名湖でデビュー。SGは97年賞金王決定戦(当時。現グランプリ。住之江)など4V、G1は21V、通算108V。10月11日に大村で史上27人目の2600勝を達成したばかり。同期に松井繁ら。1メートル67。血液型B。