横浜流星（右）の印象について語る森本慎太郎（撮影・伊藤笙子）

　ＳｉｘＴＯＮＥＳ・森本慎太郎（２７）が５日、映画「正体」（２９日公開）の完成披露舞台あいさつに主演の横浜流星（２８）、吉岡里帆（３１）、山田杏奈（２３）、山田孝之（４１）らと出席した。 　「余命１０年」を興収３０億円のヒットに導いた藤井道人監督の新作。さまざまな人物が、殺人容疑で死刑宣告を受けたが脱走し、潜伏を続ける主人公・鏑木（横浜）との出会いを語るが、その姿、印象はまったく違い、凶悪犯なのか、無実の青年なのか真相に迫る極上のサスペンス。 　森本は同作で大阪の日雇い労働者としてともに工事現場で働く主人公の鏑木（横浜）と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う和也を演じる。大きな葛藤を抱える難役を演じきり、「（映画を）見てすごく考えさせられて自分の人間関係だったり、信じるものは何なのか、いろんなメッセージを受け取った。もう一回改めて映画館で見て、この世界観に浸りたいなと思います」と心境を語った。 　主演の横浜とはクランクイン前に食事に行ったと言うが、最初は「一回も目が合わなかった」と振り返った。ただ、それは横浜の役作りだったこともあって、森本は「いざ撮影が終わってみると結構しゃべってくれる。好きになりました」と距離は縮まっていたといい、「横浜流星の“正体”はおしゃべり」と映画のタイトルにかけて明かしていた。