総務省の資料より

総務省は、BS放送の右旋帯域における新規チャンネル開局申請について、「ショップチャンネル4K」「OCO TV」「4K QVC」3者の参入を認可する方針を明らかにした。 認可される見通しの上記3者のうち、「ショップチャンネル4K」と「4K QVC」はショッピング番組の無料チャンネル。「OCO TV」はアジアの映画・ドラマ・音楽、日本の地域紹介番組などを放送する予定で、有料（一部無料）のチャンネルとなる。 本件については、上記3者を含む5者が申請を提出。その後、東京通信グループによる「AMIZAチャンネル」（ニュース解説・文化教養番組・情報バラエティ等）と、WOWOWによる「WOWOW 4K」（映画・ドラマ・音楽・スポーツ等総合エンターテイメント）の2者が申請を取り下げていた。 総務省では、各申請について法令に基づき審査。電波監理審議会に諮問し、原案を適当とする旨の答申を受けたことから、認定の手続を進めると公表した。 BSでの4K放送は、従来からの放送でも使っている右旋電波を用いるチャンネルと、4K放送から新たに使い始めた左旋電波を用いるチャンネル、そして110度CS左旋を使うチャンネルがある。右旋電波のチャンネルは従来のBS放送が受信できる環境で4K対応機器を用意すればそのまま視聴できるが、左旋のチャンネルは左旋電波を受信できるアンテナなどが必要。 今回認可される見通しの3者は右旋波での放送となるため、上記のとおり従来のBS放送を見られる環境と4K対応機器があれば、NHK BS 4Kや民放キー局系の4Kチャンネルなどと同様にそのまま視聴可能。なお、WOWOW 4Kは以前から左旋波で4K放送を行っている。