７回１死１、２塁、適時打を放つ大谷（２６日、米ロサンゼルスで）＝片岡航希撮影

　【ロサンゼルス＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースは２６日（日本時間２７日）、本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦に７―２で逆転勝ちし、３年連続のナ・リーグ西地区優勝を決めた。今季加入した大谷翔平にとっては、メジャー７年目で初の地区優勝となった。１番指名打者（ＤＨ）で出場した大谷は、２―２の七回に勝ち越しの右前適時打を放つなど５打数３安打１打点で勝利に貢献した。 【写真】試合前の練習中に握手する大谷とダルビッシュ（２４日）

　試合終了と同時に、大谷はベンチを出て両手を突き上げた。選手やロバーツ監督、コーチらと抱き合い、喜びを分かち合った。移籍１年目の山本由伸も歓喜に浸った。

　大谷はこの日は全５打席で、結果は遊ゴロ、一ゴロ、右前打、右前適時打、左前二塁打だった。

　エンゼルス時代の昨年９月に右肘手術をした大谷は移籍１年目の今季、打者に専念。開幕から先発に名を連ね、主に２番ＤＨに入った。不動の１番だったベッツが６月１６日に骨折で離脱すると、翌１７日から１番を打つようになり、７月以降は３か月連続で２桁盗塁をマークするなど、５６盗塁に到達した。「長打は持ち味」と話し、アーチを量産。９月１９日には前人未到の「５０本塁打、５０盗塁」を達成した。

　２６日現在、打率３割５厘、５３本塁打、１２６打点、５６盗塁。本塁打と打点はリーグトップに立っている。