[バイク用品レビュー]Amazon激安アルミケースのコスパがGIVIやSHAD以上な件
クーケースアルミトップケースCCCX450B
定価は4万9800円ですが、アマゾンでは4万2000円でした。付属品から紹介しますが、本体の他にリアキャリアに装着するベースプレートと取り付け金具が付属されています。 GIVIだと同容量のアルミトップケースがアマゾンの実勢価格で5万4000円前後で、ベースプレートと取り付けアタッチメントが別売りです。 クロスカブにはうまく加工しないと装着できませんが、ハンターカブにはアタッチメントが発売されています。アマゾンの実勢で1万7000円ぐらいなのでケース含め、合計7万1000円ぐらい。差額はおおよそ3万円です。 取り付け金具は一般的なリアボックス同様にボルトにワッシャー、波型プレートにナットという感じですが、ナットはナイロンのセルフロックナットが使われています。緩み留め付きのナットなので外れて困るリアボックスではありがたい配慮です。 ボックスのディテール面でまず特筆すべきはアルミの材質。GIVIのアルミトップケースと同じ1.5mm厚を採用しています。 Amazonの激安アルミトップケースは板厚が1mm程度のため、強度を増すためにリブが入っていることが多くなっていますが、クーケースやGIVIは板厚が厚いのでリブを入れる必要がないのです。 同じぐらいの外寸でもリブがないので、内寸が大きめに確保されているのは嬉しいポイントです。 次に蓋と本体をしめる際ですが、通常リアボックスは淵の部分にゴムを入れることで水の侵入を防ぐ構造を採用するので、ゴムを潰しながら力を入れて締めます。 クーケースの場合は上蓋が被さるような形になっているので、蓋を閉める時に力が要りません。内側には巻き上げの水などが下から入った時のためにシリコンがレイアウトされていますが、ゴムと比べて耐候性・撥水性・耐熱性・耐寒性に優れているので長く性能を維持できます。 蓋、本体共にウレタン製の内装が貼られています。フレームに差し込む形でレイアウトされていて、厚みもあるのでクッション性に優れ、中に入れた物の破損を防いでくれます。また万が一雨の日など濡れてしまったとしても取り外し可能ですし、速乾性にも優れているというのもうれしいポイントです。 ベースプレートや上蓋を固定する鍵はクーケースが特許を取得しているオリジナルで、被さる側はアルミパーツ、受け側には樹脂パーツを採用することで、アルミケースでありがちな金属同士があたるガチャガチャ音を鳴らないようにしています。 気になる脱着は、金属製のベースプレートに対して樹脂製のパーツで固定する付け替え可能な方式。一般的なアルミボックスは金属パーツを底にリベットで打ち込んで、金属同士で固定することが多いですが、使っているうちにお互いが削れてしまう事があります。 リベットで固定しているので交換は難しく、諦めるしかないケースもありますが、こちらはナイロンパーツなのでベースプレート側が削れる可能性は低く、ナイロンパーツは補修部品で販売しているので自分で付け替えることも可能です。 荷物の固定用にベルトのようなものもついていますが、個人的にはこれはいらないかなと思います。そのうち切っちゃうかもしれません。 容量は45Lですが、樹脂製ボックスを使った事がある人なら、少し小さく感じるかもしれません。その理由は横幅が狭く、縦幅が長いからです。 縦長の物を入れるのには良いですが、上側スペースが無駄になりそうだったのと、USBケーブルを使わない時に入れておく小物スペースが欲しかったので、オプションのマルチポケットを装着しました。 こちらは購入時点でアマゾンの実勢価格が3520円でしたが、送料が別途かかったので4290円でした。それでも定価よりはお得。蓋の方にスペースができるので、マルチポケットの裏側にグローブを入れたり、使い勝手は良さそうです。