記録的大雨から2日経過し明らかになってきた住宅被害の全容…片付け作業続くなか衛生面の不安なども(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
静岡県は20日午後、東部や伊豆を中心に18日に記録的な大雨となった影響で、住宅被害が140棟確認されたと発表しました。 記録的な大雨から2日。被害の全容が見えてきました。18日、静岡・東部や伊豆を中心に降り続いた雨。伊豆市湯ヶ島で降り始めからの総雨量が327ミリを観測しました。被害が大きかったのが沼津市大平地区。 (投稿者) 「すごいのが流れてきてる何あのでかいの」 近くの大平江川があふれ、住宅など約90棟が床上・床下浸水の被害にあいました。 (住民) 「すごいこわかった。一気に冠水して」 県によりますと、大雨による住宅被害は東部と伊豆の6つの市町で計140棟。このうち、床上浸水が36棟、床下浸水が103棟で伊豆市では土砂が流れ込んで住宅1棟の一部が壊れたということです。大雨から2日。20日も大平地区では泥を落とす作業が進められていました。 (被害にあった住民) 「ここまで来ているから、泥を取らなければいけない」 この住宅は、床上浸水の被害にあったといいます。 (被害にあった住民) 「床上15センチくらい水が来た。1階は全面浸水した、トイレは使えなくなった。泥だから(乾いて)白い粉になる。何回掃除機をかけても終わらない」 泥が乾き始め風で舞うようになったことで、衛生面を心配する声も聞かれました。さらに…。 (坂井 太一 記者) 「こちら浸水被害で出た災害ごみなんですが、テレビや冷蔵庫、こちらはソファーですね。いまだにまだ多くの災害ごみが残っています」 市によりますと、何度か収集車で災害ごみを運び出したものの、次から次に運び込まれてくるといいます。被災した地区では、いまもなお、日常を取り戻すための作業が続けられています。