小海線・臼田駅のみどりの窓口、今春営業終了へ 切符販売は地元自治体に委託方針
JR東日本長野支社(長野市)は13日、佐久市のJR小海線・臼田駅でみどりの窓口の営業を今春で終了し、駅の窓口業務を担う職員の配置もやめると明らかにした。市は駅の利便性の低下を懸念。今後は市がJRから切符販売業務の委託を受け、一部時間帯に市が選んだ事業者の職員を置く方針だ。
市は2024年度一般会計当初予算案に費用230万円を計上。JRの委託開始の時期は4月中を予定し、詳細をJRと詰めている。現在、毎日午前7時台~午後4時台の職員配置時間は市委託後、水曜日と金―日曜日の午前10時~午後3時に縮小。新幹線や特急は自由席券のみを扱う。
JRによると、同駅の22年度の1日平均乗車数は143人。駅の利用状況やネットで切符が買える環境が広がったことを考慮したという。小海線では羽黒下、八千穂、小海、信濃川上の各駅でJRが自治体に業務を委託している。