ワンパンKO勝ちの田上こゆるが王者・新井丈に「次にでも戦いましょう」と挑戦状【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「【第1部】PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.4」(5月19日、東京・ニューピアホール)でストロー級世界1位の旭那拳(THE BLACKBELT JAPAN)と同5位の田上こゆる(BLOWS)が対戦した。この試合は当初、3月大会で行われる予定だったが、旭那のケガで今大会にスライドしていた。試合は田上が1RでKO勝ちを収め、世界ストロー級王者の新井丈(和術慧舟會HEARTS)に「次にでも戦いましょう」とタイトル挑戦をアピールした。 沖縄在住の旭那は主に沖縄大会でのファイトが続き、首都圏での試合は2018年4月の新宿FACE大会以来。着実に白星を重ね、世界ランク1位までたどりついた。 田上はプロ修斗デビューから5連勝も2021年から2022年にかけて安芸、マッチョザバタフライ、当真佳直を相手に3連敗。その後「ABEMA格闘チャンネル 海外武者修行プロジェクト」を経て、現在2連勝と復活を果たしている。
1R、田上が右ロー。旭那はスイッチを繰り返し圧をかけインロー。そしてインローから前に出た旭那に田上がカウンターの右フック一発。これで前に崩れた旭那に田上がパウンドの追撃でKO勝ちを収めた。 田上は試合後のマイクで「大阪から新井チャンピオンにケンカを売りに来た田上こゆるです。今回、すぐ終わってしまったんですが、僕はもっともっと上を目指して、王者を超えて世界を目指しているので、とりあえず修斗のストロー級で僕としっかり打ち合ってくれて楽しい試合ができる選手とやりたいと思っています。なので、僕と打ち合える漢気のある選手、楽しい試合をお願いします」と新井の持つストロー級王座への挑戦をアピール。会場で試合を観戦していた新井を見つけると「チャンプ、見てましたかね? 近いうち、次にでも戦いましょう。殴り合いお願いします」と挑戦状を突き付けた。 現在、修斗では新井がストロー級とフライ級の世界王座を同時に保持。この日はフライ級世界1位の関口祐冬(修斗GYM東京)が同7位で元環太平洋バンタム級王者の石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A)をKOで下し新井への挑戦をアピールしており、新井が復帰戦でどちらの階級で試合をするのかも合わせてタイトル戦線は混とんとしてきた。