大人も注意!感染広がる「手足口病」2年ぶりの警報発令中 広島
乳幼児を中心に感染する「手足口病」。県内で感染が広がり先月、2年ぶりの警報が発令されました。 「いま多いって聞きました」「先々週くらいに(子どもが感染した)(発疹が)口の中も手足も出て。ひどかったのはお尻とか太もものあたりが一番ひどかった」「湿疹というか…それだけでした。感染するのでちょっと消毒とか気を付けようかな」 広島市では5月ごろから急速に増加。今月1日から7日までの定点当たりの患者数は25.82人と過去20年間で最多となっています。 三上内科医院 三上裕一郎院長「例年に比べ多いと思います。通常そんなには居ないんですが今年はかなり目立っています」 春から秋にかけ夏をピークに流行する「手足口病」。今年は一体なぜ多いのか? 三上内科医院 三上裕一郎院長「ウイルス干渉といって一つのウイルスが大発生していると他のウイルスは大人しくなる傾向がある。今コロナが全盛期に比べると減っていますからね。だからいろんなウイルスが活発化してきていると考えられる」 症状としては手足や口の中の発疹、発熱などでほとんどは4~5日以内で症状は治まるそうです。 また、子どもから親への「家庭内感染」など大人がかかってしまう事も珍しくないといいます。 三上先生は予防で大切なのは「免疫力」を高めることだと強調します。 三上内科医院 三上裕一郎院長「この手足口病にはワクチンもないし特効薬もないので、なかなか予防する手立てがない。自分の抵抗力、免疫力を付けるしかないので日頃から睡眠や休養や栄養とかそういったことには気をつけていかないといけない」