わからないことは質問を…身近に犯罪に注意!外国籍社員を対象に防犯講習会【香川・さぬき市】
岡山放送
日本で働く外国籍の社員に身近に潜む犯罪などを知ってもらおうと、さぬき市で6月10日、警察による講習会が開かれました。 講習会は、日本で働く外国籍の労働者が犯罪に巻き込まれないよう、香川県警が毎年開いているもので、高松市のクレーンメーカー、タダノに勤務するフィリピン国籍の社員約70人が参加しました。 10日は県警に2024年4月に発足した外事課の警察官などが登壇し、身近に潜む詐欺や薬物所持などの犯罪に注意するよう呼び掛けました。そのうえで、身分証の貸し借りを行わないことや、簡単な仕事で高い報酬がもらえるアルバイトは闇バイトを疑うなど、知らないうちに犯罪に加担しないよう日頃からできる対策を紹介しました。 県警によりますと、県内で2022年に外国人が検挙された刑法犯の認知件数は38件、特別法犯が24件でした。 (香川県警外事課 岩部博文次長) 「一番には日本の法律をよく理解してもらう。分からないことがあれば信頼できる会社の人や警察に質問してもらえれば」 県警は今後も講習会を開き、外国籍の労働者が安全に働ける環境を整備したいとしています。
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