都道府県別情勢 中国(1)【24衆院選】
◇公明、3区で安定=広島 1区は前首相の自民前職岸田が地盤を固めて他候補を引き離す。2区も自民前職平口が安定。野党系政治団体が支援する国民新人福田が追う。3区は公明前職斉藤が党支持層だけでなく、推薦を受けた自民の支持層にも浸透して優位に選挙戦を展開。立民新人東が追う。 4区は与野党一騎打ちの構図。自民前職寺田は支持層を固めてやや先行する。維新前職空本は「政治とカネ」の問題を訴え、票田の呉市で浸透を図る。5区は立民佐藤、自民小島の前職2人が接戦。佐藤は地元に影響力を持つ亀井静香元金融担当相の支援も受け保守層に浸透する。自民小島は年齢制限から比例重複しない「背水の陣」で自公の支持層固めを図る。 6区は自民前職小林が支持層を固め優位。立民新人井上は知名度不足の克服が課題だ。 ▽広島1区(5人) 中原 剛68 党地区副委長共新 岸田 文雄67 元首相 自前(10)推(公) 山田 肇35☆元大阪市議 維新 産原 稔文57 元会社員 無新 平本 浩一58☆元証券会社員立新 ▽広島2区(4人) 福田 玄42☆元浅口市議 国新 平口 洋76 元法務副大臣自前(5)推(公) 岡田 博美65 党地区委員 共新 金城 政孝49☆元会社員 維新 ▽広島3区(4人) 高見 篤己72 党県書記長 共新 斉藤 鉄夫72 国交相 公前(10)推(自) 東 克哉43☆理学療法士 立新 玉田 憲勲67 医師 無新 ▽広島4区(2人) 寺田 稔66☆元総務相 自前(6)推(公) 空本 誠喜60☆元農水委理事維前(2) ▽広島5区(3人) 猪原 真弓63 党地区委員 共新 小島 敏文74 元復興副大臣自前(4)推(公) 佐藤 公治65☆元参院議員 立前(4) ▽広島6区(3人) 小林 史明41☆元内閣副大臣自前(4)推(公) 重村 幸司73 党市委員長 共新 井上 信也47☆元議員秘書 立新 ◇自民、独占の勢い=鳥取 1区は首相の自民前職石破が安定した戦いぶり。立民新人朝倉は公示直前の擁立で知名度不足が否めない。共産新人岡田も政権批判票の取り込みを図るが、苦戦を強いられている。2区は、首相側近で経済再生担当相として初入閣した自民前職赤沢が優勢。前回と異なり野党候補は一本化されず、後を追う立民前職湯原は苦しい。共産新人福住も厳しい戦い。 ▽鳥取1区(3人) 朝倉 浩之51☆元東京都職員立新 岡田 正和42 党地区委員長共新 石破 茂67 首相 自前(12)推(公) ▽鳥取2区(3人) 湯原 俊二61☆党県代表 立前(2) 赤沢 亮正63☆経済再生相 自前(6)推(公) 福住 英行48 党県常任委員共新 ◇立候補者一覧の見方 候補者の氏名は原則として届け出名で敬称略。年齢は投開票日現在の満年齢。肩書の「元」は前職を含む。丸かっこは当選回数。 並びは届け出順。選挙区名に続く丸かっこは候補者数。候補者名の後に年齢、肩書、党派、前職・元職・新人の別。「推」は推薦で、丸かっこは推薦政党。☆は比例代表との重複。 自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、国=国民民主党、れ=れいわ新選組、社=社民党、参=参政党、み=みんなでつくる党、諸=諸派、無=無所属。