エヌビディア空売り筋の含み益、過去3日で約8000億円拡大=分析会社
米半導体大手エヌビディアの空売り筋の含み益が、同社株価が過去3営業日で急落したことにより、ほぼ50億ドル(約8000億円)拡大した。分析会社オルテックス・テクノロジーズが明らかにした。 エヌビディアの時価総額は6月18日、マイクロソフトを抜いて世界首位となっていた。空売り筋は、この節目をチャンスと捉えた。同社の株価はその後下がり、時価総額は4300億ドル減少し世界トップから転落。マイクロソフトが再び首位に立った。 エヌビディア株の急落を巡っては、2024年が半ばに近づくにつれ、投資家が高騰するAI株から他のセクターに資金を移したことが理由との見方もある。 ただ株価は下落したものの、AIブームにおけるエヌビディアの役割に対する楽観的な見方から、同社の株価は今年に入り約150%上昇。S&P総合500種指数の中で2番目に好調な銘柄となっている。 エヌビディア株は25日には上昇し、6.7%高で取引を終了した。