仙台市が76億円の損害賠償請求へ 2年前の浄化センター火災「焼却炉自体の構造に欠陥があった」東京の事業者を訴える考え
これは、21日の市議会常任委員会で仙台市が明らかにしたもの。 仙台市宮城野区の南蒲生浄化センターで2022年2月に発生した火事は、センターに4基ある焼却炉のうちの1基が火元で、現在も停止している。
仙台市はその後の調査で、焼却炉自体の構造に欠陥があり火災が発生しやすい状態であったとして、焼却炉の整備に関わった東京の事業者2者に解体撤去費用など合わせて76億2500万円あまりの損害賠償を求める訴えを来月、起こす考えだという。 市によると、火事によるけが人や延焼はなく、また、焼却炉停止による下水処理への影響もないという。