一体どこに停めればいい? SA/PAの二輪駐車場が満車だった場合の対処法
SA/PAの二輪駐車場が満車!どこに停めるのが正解なのか
高速道路は移動時間を短縮できる上に信号がなくスムーズに走行できるので、ツーリングなどで目的地までの移動に利用しているというライダーも多いと思います。 【画像】SA/PAを二輪車で利用する方法を画像で見る(10枚) そんな高速道路を利用して長距離を走る際は、こまめな休憩が重要。走行中に疲れを感じたり、トイレに行きたくなったりした場合に重宝するのが、サービスエリア(以下、SA)やパーキングエリア(以下、PA)などの休憩施設です。 しかし、お盆や年末年始、大型連休などの時期になると、道路だけでなくSAやPAもひどく混雑するので、二輪車用の駐車スペースが満車になっていることも珍しくありません。 最近の大型SAは、二輪の駐車スペースが広めに整備されているところも増えてきていますが、それでも四輪車と比べると、バイクを停められるスペースはほんの一部。せっかく立ち寄ったSAやPAで二輪駐車場が満車だった場合、バイクはどこに停めればよいのでしょうか。
二輪駐車場が満車で停められない時は、クルマの駐車枠に停めるしかありません。バイクをクルマの駐車枠に停める行為は違法にならないかと心配する人もいるでしょう。 じつはバイクが駐車できる場所については、「駐車場法」という法律によって定められており、以前は駐車場法では自動二輪車、つまり道路交通法でいう50cc超のバイクは「自動車」の定義から除外されていました。しかし、2006年11月に駐車場法が改正されたことにより、自動車の定義に自動二輪車が加わることになったのです。 これにより50cc超のバイクは自動車と同じ区分となるため、駐車場法の観点からいえばクルマと同じスペースに停めても問題ありません。ただし、二輪駐車場が空いているのにもかかわらず、クルマの駐車スペースにわざわざバイクを停める行為はマナー違反となるので注意してください。
とはいえ、二輪駐車場が満車ということはSA/PA自体が混雑していることが多く、クルマの駐車スペースも空いていない可能性大。仮に空いていたとしても、混雑しているなかクルマの駐車スペースにバイクを停めるのは、気が引けるという人も多いと思います。 また、SA/PA内は安全のために一方通行になっている為、空いている場所を探すのにバイクだからといって順路を逆走したり、通路で停車して空くのを待つような行為はNGです。ただし、一部のSA/PAでは施設内を通り抜けると再び入口付近に戻れる周回路を設けている所もあるため、その場合は一度入口付近に戻って、再び空いている場所を探すのは問題ありません。 しかし、周回路があるSA/PAはそれほど多く無いため、もしひと通り回って駐車スペースが確保できない場合は、あきらめて次のエリアに向かうのがベターです。 NEXCO東日本によると、高速道路にはSAが50kmおきに一つ、PAが15kmおきに一つを目安に設置されており、SAとPAをはっきりと区別する明確な違いはないようですが、基本的にSAのほうが規模が大きく、PAのほうが規模が小さいというのが一般的。 なお、施設やサービスが充実した規模の大きいSAは、人気が高く混雑しやすい傾向があります。その反面、小規模のPAは比較的空いている場合が多いため狙い目。 お盆や年末年始、連休中の混み合う時期などは、あえて混雑しにくい小さめのPAを選んで休憩するのもおススメです。