記者会見を行った亀田興毅氏

　「ボクシング・３１５０ＦＩＧＨＴ」（３１日、名古屋国際会議場イベントホール） 　３１５０ＦＩＧＨＴの亀田興毅ファウンダー（３７）が１５日、都内で記者会見を行い、実弟で元世界２階級王者の亀田和毅（３２）＝ＴＭＫ＝が引退をかけて戦うはずだった対戦相手のＩＢＦ世界フェザー級２位、レラト・ドラミニ（２９）＝南アフリカ＝が欠場することを発表した。 　代わってＷＢＣユースシルバースーパーバンタム級王者のケビン・ビラヌエバ（２３）＝メキシコ＝と対戦する。ビラヌエバの戦績は２２勝（１５ＫＯ）４敗３分。和毅の「負けたら引退」について、興毅氏は「和毅本人にこういう（取材の）場で聞いてもらいたい」とした。 　ドラミニがＩＢＦから、３位のアルノルド・ケガイ（ウクライナ）と、ＩＢＦ王者ルイス・アルベルト・ロペス（メキシコ）への指名挑戦者決定戦を行うように指令され、ドラミニ陣営がそちらを選んだことを受けての措置。ドラミニ陣営に両天秤をかけられたかっこうの興毅氏は「私の脇の甘さが出たのかなと思います。プロモーターである亀田興毅の力の無さが出たのかなと」と陳謝した。ＡＢＥＭＡのＰＰＶは払い戻し、ＡＢＥＭＡで無料生放送する。 　また、英国の大手プロモーター「マッチルーム」と組んで同興行内で行う予定だった優勝賞金１００万ドルのミドル級トーナメント「プライズ・ファイター」が延期された。１回戦に出場予定だった外国人選手６人は来日しない。興毅氏は「関係者、登場人物が多いので、これ以上は控えさせていただければ」、「契約のこともあまり詳しく（言えない）」と、詳細な説明は避けた。 　日本ミドル級タイトルマッチを兼ねて１回戦として行われる予定だった、王者の国本陸（六島）が１位の可児栄樹（Ｔ＆Ｔ）と対戦する試合の扱いに関しては、マッチルームと協議を継続しているという。