自民党・松本純氏 次期衆院選への不出馬を表明 麻生氏の「最側近」
10月の衆院選で落選した自民党・神奈川1区の元国家公安委員長・松本純さんが、次の衆院選には出馬しないと表明しました。 自民党の松本純さんは、横浜市議会議員を経て衆議院議員を7期務めた74歳。 麻生太郎さんの「最側近」として知られ安倍政権で国家公安委員長などを歴任しました。 一方、コロナ禍に銀座のクラブを訪問した問題で離党し、2021年の衆院選に落選。 復党して挑んだ10月の衆院選でも落選しました。 22日自民党県連の正副幹事長と面談した松本さんは次期衆院選に出馬しない考えを伝え、その後tvkの取材に応じました。 松本純氏「自らは政治活動は続けますが、選挙に出るということは不出馬という決断をした。 自民党が今回の選挙をはじめ、各般でご批判をいただいているということも受け止めて、若い人を育てていく重要性というものを強く感じたということですね」 今後は、日本医師連盟と日本薬剤師連盟の特別職や、地元を中心とした政治活動などを続けるとしています。 Q不出馬を決意した理由は? 「政治を始めて34年になりますが、ひとつの節目を迎えたという判断。新しい次の世代を育てていくということも大事なことなのでこの辺で次の皆さんに期待をして自らは政治活動は続けるが、選挙には不出馬という決断をした。年齢は全然関係ない。次にやってもらいたい方も特段決めているわけではない。また次の世代にバトンタッチしていきたいというだけ」 Q決断のきっかけは? 「34年にわたっての活動を続けてきている。いろいろと実績を挙げることができたこともあった。経験や人脈をたくさん作らせていただいた。それを生かして、自分自身の活動は続けていけるという判断ができているということが1つ。それと自民党が今回の選挙を始め、批判をいただいていることも受け止めて、その中で新しい元気な日本を作り上げるために、自民党はさらに責任を果たしてほしいという思いを強くして、若い人を育てていくという重要性を更に感じている」 Q議員としての政治人生を振り返って 「政治のダイナミズムを強く感じて、やりがいのあるすばらしい仕事をさせていただいた」 Q「仕事をやり尽くした」という思いは? 「全然やり尽くしていなくて、やることはまだまだいっぱいある。そのひとつを次の人たちがやってくれるような環境を作ることが、自分に残された大事な時間を有効に生かすことにつながるのかなと思う」 Q不出馬に関して麻生氏は? 「『それがいい』という返事はいただいていないが、報告はさせていただいた。ただ『来年、衆院選が早くなるということも考えられるよ』とは聞かせてもらったが、私の決断はいささかも揺らがなかったということ」