「リニア推進の候補を応援」と維新の吉村共同代表 リニア反対派・静岡県 川勝知事の辞任表明を受けて 大阪府知事の立場で「名古屋ー大阪間の延期はないように」と注文も
リニア反対派の静岡県知事が辞任を表明したことを受けて、日本維新の会の吉村共同代表は政党を問わず「リニア推進」の候補を応援する意向を示しました。 ■【動画で見る】『職業差別』発言の静岡・川勝知事が辞任決めた「最大の理由はリニア」 推進派の維新・吉村共同代表は「リニアを推進する候補を応援」
■辞任の主な理由 リニアを巡る問題が「一段落」と川勝静岡県知事
静岡県の川勝平太知事は4月1日に行われた新入職員の入庁式で、「実は静岡県、県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要がありますね」と職業差別とも受け取れる発言をして、2日に突如辞意を表明しました。 3日の会見では、不適切な発言が辞任の大きな理由の一つとしながらも、主な辞任の理由として、自身が反対してきたJR東海が進めるリニアモーターカーを巡る問題が「一段落した」ことを挙げました。
■JR東海は「2027年の開業」断念を表明も「名古屋ー大阪間の延期はないようにしてもらいたい」と吉村大阪府知事
リニアを巡っては、先月29日、静岡工区の着工見通しが立たないことを理由に、JR東海は事業計画について「2027年の開業は実現できない」として、「2027年」の開業断念を表明しています。 この事態を受けて、リニア推進派の吉村洋文大阪府知事は3日、記者団に「名古屋ー大阪間の延期はないようにしてもらいたい」と語った上で、日本維新の会の共同代表の立場で「普通に考えたら候補が立つと思うんですけど、維新というよりはリニアを推進する知事をしっかりと支えていくべきだと思う」と話し、次の静岡県知事選挙で『リニアを積極的に推進する候補を維新として擁立するか、政党を問わず推進派の候補を応援する』との考えを示しました。
関西テレビ