〝萌え〟で市の魅力発信へ 「宇部コンコン」がキックオフ【宇部】
宇部の歴史を基にライトノベルやイラスト、漫画、音楽を創作するコンテスト「宇部コンコン」のキックオフミーティングが28日、ヒストリア宇部で開かれた。歴史やサブカルチャーに興味を持つ地元の学生、クリエーター、会社員など幅広い年代の20人が参加。作品作りを始める第一歩として、市の偉人について楽しく学んだ。同実行委員会(西村花実委員長)主催。 若い世代が自ら地元の歴史を調べ、史実に基づいた新しい〝萌える〟コンテンツを作ることを通じて、生まれ育った宇部への愛着を深めてほしいと初開催。発案者で市出身の漫画家、池田るきさん(東京都)が総合プロデューサーを務め、西村委員長(山口大経済学部3年)と共に新たな形での宇部の魅力発信に取り組む。 今回はイラスト・漫画、動画、音楽など五つの部門でコンテストの形をとりながらアイデアを抽出し、最終的に参加者全員で一つの連続ラジオドラマを完成させる。来年の披露に向けて約1年間、プロの講師による指導を交えながらオンラインを含めてワークショップを重ねていく。 この日は池田さんが〝推し偉人〟の福原越後、西村委員長が渡辺祐策の人生を物語にしてプレゼンテーション。参加者はそれぞれの作品作りに向けてイメージを膨らませた。 西村委員長は「かつての自分と同じように、地元は田舎でつまらないと思っている人に宇部の面白さを知ってもらいたい。みんなで楽しみながら良い作品にできたら」と話した。 同実行委では随時参加者を募集している。詳細はX(@ubeconcon)、問い合わせはメール(info@soreccha.com)へ。