ブラジリアン・ソウルの気鋭シェニア・フランサが「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」で初来日
オープニングスピーチではヤノマミ族のダヴィ・コペナワが出演
バイーア州出身のシンガーソングライター、シェニア・フランサが4月14日(日)、音楽フェスティバルKYOTOPHONIEのために初来日して、コンサートを行う。 KYOTOPHONIEは、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の精神に基づいて開催される国際的なボーダレスミュージックフェスティバルとのこと。 ジャズやソウルから、カンドンブレーにまつわる音楽まで、多様な黒人音楽の要素を取り込んだサウンドにのせて歌われるシェニアの歌は、ブラジルにおける黒人女性の抱える問題や意識について問うものが多い。 故郷バイーアに伝わるアフロ・ブラジル色を打ち出した1作目を経て、2022年には、アシッドジャズにも通じるクールさをより感じさせるソウルフルな2作目のアルバム「エン・ノミ・ダ・エストレーラ」を発表。同アルバムは、2023年ラテングラミー賞のベスト・コンテンポラリーポップ・ポルトガル語部門を受賞しているほか、日本でも「ミュージック・マガジン」誌の2022年年間ベストアルバム「ブラジル」部門で2位に選出されている。 また同コンサートでは、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」の関連プログラムに出席するため同じくブラジルから来日するダヴィ・コペナワが、オープニングスピーチを担当する。問い合わせはKYOTOGRAPHIE事務局(075 708 7108)まで。 (文/麻生雅人)