GWあけの7日の広島県は沿岸部で午前を中心に日差しが出た地域もありましたが全般に雲が多い天気でした。最高気温は平年並みまで上がった所も多かったものの、前線が通過したあとに西寄りの風が強まった午後は体感的に少し寒く感じられたかもしれません。あすはさらに風が冷たく北部ほど昼間の気温が上がらず寒い一日となるでしょう。 【さらにピンポイントで詳しく】県内24地点3時間ごとの天気や風・波予想をみる ■8日（水）　上空に寒気伴う深い気圧の谷が通過　寒の戻りで寒い一日に 8日（水）から9日（木）にかけて上空に寒気を伴う深い気圧の谷が通過します。上空の高層（上空5500メートル付近）に-21℃以下の寒気が入るため大気の状態はやや不安定となります。 また地上の気温を大きく左右する大気下層（上空1500メートル付近）にも0℃以下の平年よりも8℃前後も低い冷たい空気が入ります。 今夜からあす9日にかけては北部の山地を中心に雨が降る所があるでしょう。9日の日中は大気の状態がやや不安定となるため、あちこちで一時雨が降りやすい天気となります。特に昼前から夕方にかけて降りやすくなる見込みです。雨具を持っておいた方が安心です。 あす9日は気温がきょうに比べると大きく下がります。朝から横ばいか午後になると気温が下がる地点もありそうです。沿岸部でも20℃に届かず平年よりも5℃程度低いほか、北部や内陸では日中は15℃前後までしか上がらず3月中旬並みの気温となるでしょう。北風も強めに吹くため体感的には気温以上に寒くなりそうです。厚手の上着が必要となりそうです。 あすは寒の戻りとなり平年よりかなり低くなりますが、週の後半は再び気温は上がって平年並みか平年よりも高くなるでしょう。北部や内陸を中心に25℃以上の夏日となる地点も出てきそうです。 来週半ば以降はさらに暖かい空気が流れ込みかなり暑くなる可能性があります。7日午後、気象庁は中国地方をはじめ全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。15日ごろからはかなり気温が高くなる可能性があります。この先気温の変化が大きくなりますので体調管理には十分ご注意ください。